植物班のこぼれ話

　自分のついている先生と昨日、こういう話をした。

『かつての大富豪、カーネギーは面白いことを言っていた。
　子供には一銭も残さない。残すのは知恵である、と。
　　だから、大学までは必ず見守ったそうだが、
　　　他の財産は全て寄付してしまったそうだ』

　どうやら、お金を持ちすぎると、それを食いつぶす癖がついて、
　ダメになるらしい。沖縄には、米軍基地からの『寄付』によって
　生きている方々がいて、そういう事例が多いらしい。

　不足や貧乏が、人を成長させる（問題解決能力を高める）
　1つの側面をもっている、というのは、どうやらあるようだ。

　そう思うと、軽々と『お金をばらまく』という行為は、
　一般的に思われているよりも、ひどく罪深いこと、恐ろしいことなんじゃないか、
　初めて、そう思った。自分の先生は米軍基地に出て行って欲しい派だけど、
　その理由の一つを垣間見た気がする。
　もしかして、それも計算に入れてばらまいてるのかな。

　話変わって。
　これから、環境問題を含め、たくさーん、問題が現れてくると思う。
　これに正面から向かい合うことができないと、多くの悲劇が生まれる気がする。
　どんな状況でも、自分の幸せを、みんなが諦めなければいいな……と思う。

　人生というのは、宇宙にある夢のレストランのようなものだ。
　　なんでも好きなものがそろっている。ないものなんてない。
　注文するといい。すると勝手にウェイターが料理を運んできてくれる。
　　ただ、注文しようとすることさえ、しない人が多いのだ。

――本田健「ユダヤ人大富豪の教え」、Ｓｈａｓのうろ覚え曲解
　
　でも、その危機がおそらく人をまた成長させるんだろう。

　んなこと、こんな青い僕が言ってもしゃあないけどね！！

　あと、そう言えば、ダメ人間だダメ人間だと思っている父は、
　いくら会社が大変そうでも、『大学までは心配するな』と答えてくれる。
　……わりと、いい親父なのかもしれないなーとちょっとだけ思った。

　僕って、まだまだ、だ！！　やるしかない！！

　考えたことじゃない。やったこと、が人間に残るんだ。
　　勉強できないからやらない？？　できないから、勉強するんだ。
　当然だろ。
―――初めて出会えた、尊敬できる先輩の言葉