植物班のこぼれ話

23:30頃雇い主（？）のNさんに出会う。
ヒンプンガジュマルが何なのかがわからず、雨の中名護市街を彷徨った。
そのうえ、『雨』『夜』『名護へ』の３本条件は初体験。
とにかく疲れた・・・ホテルのスイートスイートなホテルのベッドに今すぐインしたい・・・。

Nさん「いつも泊まっているホテルは、満室でね～。いやね、野球のキャンプ、来てるからね。」
・・・
Nさん「ちょっと汚いけど、ごめんね。」

宿泊費も向こうもちである。どこでもいい。
ただ、私はスイートなホテルで・・・
バディなソープをしこたま使い・・・
歯ブラシに歯磨き粉をふんだんに使い・・・
スイートなスプリングなベッドをギシギシいわして・・・
素敵なチャンネル（BSとかね）を楽しみながら、夢の中へ・・・

そんないつものホテルライフを妄想しつつ・・・
鍵が渡された。

Nさん「ここのエレベーター恐いよ。」

と言われたものの、少し歴史を感じさせるものの普通・・・
ガタンッ

普通・・・
チュンチュチュン・・・ビヒー・・・（おそらくワイヤーの音）

ベッ・・・グワァーーッカッカッカカ・・・（表現不可能な擬音）
〇階に到着・・・
うん・・・怖い。
エレベーターとは止まる必要のない階で止まりそうになるのはエレベーターとしてどうなのか？

そして、本日のスイートルームへ案内された。
・・・・
真の暗闇というのは無い。
どこから光は差し込んでいるものである。
それをヒトが認識できるか、目が慣れていないかである。
・・・
廊下の薄暗い明かりが部屋に差し込むことで、部屋に光が入る。
しかし、部屋への光源は廊下の光のみ・・・
ヒトが部屋を認識するにはもう少し光が必要である。
それを暗闇と認識し、光源を求めてしまう。
部屋の中の光源といえば、深い緑色で時間を伝えるデジタル時計が部屋の奥で不気味に瞬いている。
・・・
パンパパパン・・・
・・・
眼が慣れてゆき、この部屋がツインであることがわかった。
・・・
Nさん「では、私はこれで・・・おやすみなさい。」
・・・
Nさんとツインでは無い。
しかし・・・

パンパパパン・・・

部屋の奥から音が聞こえる。
足音のような・・・
誰か部屋の中にいるのだろうか？

部屋の奥には黒いソファーがあり、そこには誰もいない・・・気がする・・・
光源を探す。

部屋に明かりがつく・・・。
やはり誰もいない。

パンパパパン・・・

音は止まない。
音源に近づく・・・
革張りの黒いソファーは・・・

濡れていた・・・

？！？！

雨漏り？！


もう、このためにブログ書いたようなもんである。
雨漏りしているホテル。
『ホテル』の名乗っているところで雨漏り、私は初めてである。
しかも、落下地点が革張りソファーのため部屋に響く。

パンパンパン・・・

お気づきでしょうが・・・
私、非常に怖がりである。
慣れない場所での一人、不穏な音にめちゃくちゃビビる。

とりあえず、テレビをつけてごまかす・・・
BS・・・つかないのはこの際気にせず、NHK。
そのまま、風呂に入る・・・
誰もいないけど、鍵を閉め・・・
鍵が閉まらない?!
ツインなのに?!
誰もいないけど・・・
って勝手に扉開くし!!シャワーカーテンもねぇし!!
落ち着かない・・・
玄関開けて、すぐ横を見れば公然猥褻罪。
そんな状況でシャワー・・・
シャワーも良い温度に調節できないけど、もぅいいや。

気味が悪いので、楽しいことを考えた。

ツインなのに、トイレとバスのドアが閉まらないのはいかなるものか？
若い男女で来れば・・・それは好き放題である。
玄関開けて横を見れば、相方のあられもない姿が見える。
シャワーは温度調節が超難しい。
しかし、カップルであれこれやりながら蛇口を捻り合うのも楽しいだろう・・・
熱すぎるだの冷たすぎるだの・・・俺の捻りが的確だのと・・・
ただ、トイレが・・・ゲフンゲフン
これ以上書いても苦情が来そうなので・・・ヤメヤメ！！



風呂からあがって撮影。本日のスイートスイート糞ルームである。

パンパパパン・・・

テレビをつけていても、なお気になるので、ソファーの上にタオルを敷く。
これで割と軽減された気がするが・・・

気味悪いので、テレビつけたまま寝ることに・・・
・・・・・
・・・

ギシギシ・・・
パンパパパン・・・
ギシギシ・・・
パンパパパン・・・

（擬音だけ並べるとイヤラシイな・・・）

不意に眼が覚めた。
気づけば真っ暗。テレビは自動的に消えるのか？！
・・・
何か音増えてる・・・
窓？
そう窓が風で揺れているのである。
これが微妙に響く。
しかも、雨漏りのテンポが早くなっている気がした。
テレビの音が無い部屋では、ことさらそういった音が容赦なく耳に入り込み
寝ようと意識すればするほど耳に入り込んでくる気がする。
・・・・・・
・・・

いつ寝たかはわからないが、気づけばアラームが鳴っていた。


う～ん。
ホテルだけでこんなに文が長くなった・・・。

世の中には激ヤバホテルが存在することをブログで伝えたかったわけです。
ちなみに、同じ値段を払ってシングルで超スイートなホテル（←栗鼠栗の私見）に泊まることができます。
安くは無いです。

ちなみに、雨漏り部屋は私だけだったようですが、同業者の方々はそれぞれ部屋の悩みがあったようです。
シャワーカーテンが無かったり、ソファーが壊れていたり・・・

バイトは楽しかったです。
探しているオキナワアナジャコというやつは一匹しか見つかりませんでしたが、
某河川にて大きなサキシマスオウノキを発見。
板根がしっかり発達していました。
バイトじゃなかったら写真に撮ったのだが・・・
発見があるっていいね。