2008年02月17日
ケサランパサラン!?
今日は一日を通しておおむね天気が良かったが風は非常に冷たかった。
と言ってもほとんど研究室にいたのであまり関係ないのだが、しかしいくら屋内にいても
天気がいい方が良いに決まっている。なんというか清々しいじゃないですか。
というわけでいつものごとく多少現実逃避気味の散歩に出かけた。
ほどなく球形の蒴果が見事に裂開しているのを発見。
なんだか中から大量のケサランパサランが出てきてるみたい。(笑)
上の写真は地面に落ちた果実だったんですね。
フヨウ(アカネ科)です。
Hibiscus mutabilis L. 方言名:フユー(首里)、ヤマユーナ
(因みに、ブッソウゲは Hibiscus rosa だったような…)
(因みに、ブッソウゲは Hibiscus rosa だったような…)
2~3mぐらいの低木で、葉は広卵形で5角形に近い形をしていて特徴的です。林床などの暗い場所よりも林縁などの明るい場所を好んで生育しているようです。
よく見ると葉や新しい枝の先に星の形をした毛(星状毛)を見ることができます。最初に見たときは感動しましたよ~。機会があったら是非見て下さいね。(ちなみに、グミモドキ(トウダイグサ科)は鱗毛のようですね。)
実は球形でおよそ2.5cm 、12~3月に結実し、日本(九州南部)・台湾・中国に分布するそうです。イカ漁の偽餌の材料に使われるそうです。
ところでフヨウという和名ですが、漢字の「木(もく)芙蓉」の略だそうですが、芙蓉という言葉は最近では滅多に聞きませんが「芙蓉の顔(かんばせ)」、「芙蓉峰」などという言葉は聞いたことありませんか?前者は美しい顔だちのことを、後者は富士山の雅称(がしょう)です。
ちなみに私が富士山のことを芙蓉峰と言っても一度も理解してもらえた試しがありません。もう死語なんでしょうかね。でも、確か苗字で「芙蓉」さんという方がいらっしゃった気がします。もしお会いする機会があったら聞いてみようかしら。(笑)
参考文献
・琉球植物誌 初島
・琉球列島有用樹木誌 天野
・日本の野生植物 平凡社
・沖縄植物野外活用図鑑 新星図書出版
Posted by 植物班 at 00:40│Comments(2)
│日々の草花~Daily Plants~
この記事へのコメント
お・・・今度はフヨウですか。
今日は晴れて何より。
zzzz
今日は晴れて何より。
zzzz
Posted by 4cd at 2008年02月17日 03:25
こんなのケセランパサランじゃないやいっ!!
ケセランパサランはなぁ、本当のケセランパサラン言うんはなぁ、
こう、もっと、その、あれだよ、
アンニュイなんだよ!
このケセランパサランは物憂い午後の爛れたウニ感が足りないんだよ!!
柿ピーにピーナッツが入っているような、そんな欺瞞なんだよ!!
カレーパンっ(??)!!
星状毛と鱗毛ってどう違うん?
(テンションの差はパッションで埋めてください)
ケセランパサランはなぁ、本当のケセランパサラン言うんはなぁ、
こう、もっと、その、あれだよ、
アンニュイなんだよ!
このケセランパサランは物憂い午後の爛れたウニ感が足りないんだよ!!
柿ピーにピーナッツが入っているような、そんな欺瞞なんだよ!!
カレーパンっ(??)!!
星状毛と鱗毛ってどう違うん?
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Posted by 蜜柑☆ at 2008年02月17日 06:29