てぃーだブログ › 植物班のこぼれ話 › 日々の草花~Daily Plants~ › シナガワハギ

2010年04月04日

シナガワハギ

シナガワハギ

シナガワハギシナガワハギ
シナガワハギ Melilotus officinalis auct.non (L.) Pall. (マメ科 Leguminosae)

今日は一日雨。

というか、霧が出ててちょっと嬉しかった。

特に今日は用事もなかったので、家でまた~り読書。

幸せ・・・(// //)

・・・

午後、ちょっと疲れたので散歩がてら夕飯の買い出しへ。

そして、雨の中咲いていたのが上の子。

シナガワハギです。

東京の品川付近で発見され、萩のようなので「品川萩」。

雨の中、一角だけ彩られたみごとな黄色。

時期的にちょっと早いのか周りはまだ緑色。


三叉路でゆれた 萩の影 追いかけて
迷い雨遠く 幻を運んでく
もしも橫舟が この胸をに沈んでも
涙隱す雨 止まないで 止まないで
雨に醉う花よ 三叉路で今も
                   (『Lythrum』)


ふと、そんな曲を思い出し、散歩に彩りを添えてくれました。


実は、この曲で歌われている萩とは盆花として使われるミソハギ(ミソハギ科)のことだと思われます。

でも、そもそも萩はマメ科のハギ属の事を指してるわけだし。

それに沖縄ではメドハギ(マメ科ハギ属)をお盆にお箸とか箒とかに使うしなぁ。

ん~、ミソハギとメドハギ似てるかと言われたら・・・、似てない気がする。

う~ん、ちょっと紛らわしいなぁ。

まぁ、いっかぁ♪

何て事を考えながら鼻歌口ずさみながら散歩してましたとさ、

メドハギ・ミドハギ撮りたいなぁ♡

《和名/学名/科名》
・シナガワハギ /Melilotus officinalis /マメ科 Leguminosae
・メドハギ /Lespedeza cuneata /マメ科 Leguminosae
・ミソハギ /Lythrum anceps /ミソハギ科 Lythraceae

《参考文献》
・初島住彦・天野鉄夫, 1994. 増補訂正琉球植物目録. 沖縄生物学会. 沖縄.
・岩槻秀明, 2006. 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本. 秀和システム. 東京.

《Special Thanks》
・KOTOKO 「Lythrum」
http://www.youtube.com/watch?v=GxcThUpqp7o

《蛇足》
今日読んだ本で内と外についての話があって、

「人間の胃袋の中はトポロジィ的に見たら外だ。」

みたいなセリフがあった。

あ~確かにそうだな。

なんて妙に納得してしまった。

人間って、トポロジィ的に見たら “球” じゃなくて “ドーナツ” に近いもんなぁ。

なんて思考から、

宇宙の形についてまで風呂でボーッと考えてたら、湯冷めしてた。

寒イッ!!



同じカテゴリー(日々の草花~Daily Plants~)の記事
梅雨ですなー その2
梅雨ですなー その2(2016-04-14 08:00)


この記事へのコメント
シナガワハギっていうですか〜
結構見過ごしていたかもしれません。

ところで、ミソハギってどんな花?と思って検索したら…花自体はマメ科っぽくない花ですね。
どのへんがミソなのでしょう?

身近な自然に目を向けよう…というのは意外とできなくなってしまいます。
某国営放送の動物番組ではスズメの特集を組むことが決まったそうです。もろもろ、思うこと、考えさせられることある気がしますが、私はスズメってどんなのか?という期待で番組が楽しみです。
Posted by 4cd at 2010年04月06日 19:04
ミソハギはミソハギ科で科レベルで違いますからマメ科とは花の形は結構違いますよね。

そうですか、ダーウィンさん今度はスズメに目を向けられたんですか。

スズメは頬の黒丸を見て萌えてます。(^^)
Posted by Han-Zo at 2010年04月06日 22:17
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
プロフィール
植物班
植物班
現在、5人でまた~り更新しています。過度な期待はしないで下さい。誤同定などありましたら指摘して頂けるとありがたいです。連絡先はこちら⇒ mail: syokuvutufun ☆ gmail.com ☆のところをアットマークにかえてください。