2010年06月03日
バオバブ
バオバブ Adansonia digitata L. (Bombacaceae パンヤ科)
PEPSI の際飲み物シリーズ最新作です。
これまでに、cucumber (キュウリ) 、Azuki (あずき) などが発売され驚かされましたが今回はバオバブです。
予想の右斜め上です。正直なじみがないです。植物園ぐらいでしか見たことないです!!
ちなみに、キュウリは確かにキュウリの味がしたし、小豆(あずき)はあの“ざらざら”とした触感までも再現されていて驚かされました。
バオバブというと、サン・テグジュペリの「星の王子様」ですよね。
怠け者が住んでいた星が、バオバブの幼木を抜くのを怠ったがためにバオバブに星が壊されてしまう。
そんな恐しい木として描かれています。
たしか、小学校のときの教科書に出てきたのではないかと思います。
当時はこんな植物があるのか!?っと恐かったですねぇ。
大学生になって、植物園で初めて生バオバブを観た時はテンション上がりました。
そんなバオバブですが、調べてみたら、樹高は約20m、樹冠は径10m・・・でかい。
しかし、特徴はやっぱりあのでっぱった太鼓状のお腹(?)でしょうね。
なんか、パンヤ科って感じ。
この太鼓のようなお腹に水を貯めて乾季に対処するそうな。
因みに、前記事のドリアンもパンヤ科。
しかし、APG分類体系ではアオイ科に含まれるそうな!!
えっ、マジでっ!! って感じですね。
えてして世の中は知らない間に動いているものです。
某ピジョンでマウンテインな人が辞任したの知ったの実はニコニコしてたとき※で知りましたから実際。釣りかと思いましたよ。吃驚です。
話を元に戻します、で、バオバブの話なのですが、調べてみたら意外と面白いことがわかりました。
若葉は野菜として利用され、また果実は解熱剤としたり清涼飲料にするなど広く利用される。
!!
あ、飲み物として利用するんだ。
前二つがとても飲み物として利用されていなマテリアルだったのでてっきり今回も、バオバブの雰囲気~みたいなノリかと思っていました。
そうとわかったら俄然、飲む気が急上昇ですね。
ちなみに、この木の洞穴に死者をいれて、その強い吸湿力でミイラを作るといわれているそうですが真偽やいかに!?
確かに、嬰児の仏様を巨木の洞に入れて埋葬(樹葬?)する地域があるみたいなことを聴いたことはありますが、ミイラを作るために入れるのかぁ。
ところで、肝心のお味の方ですが・・・存外さっぱりして飲みやすい。
言われたらバオバブっぽいかも。
結構好きかも。
あぁ、本物のバオバブの清涼飲料飲んでみたい・・・。
属名の“Adansonia” はフランスの植物学者アダンソン(M. Adanson, 1727 - 1806)から。
Posted by 植物班 at 22:54│Comments(0)
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