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2011年06月27日

台湾探訪2 ~言語編~

うそ!6月も終わり?!聞いてないよ!
どうも栗鼠栗です。時間だけが淡々とすぎていく様子にただただ恐怖する今日この頃です。
あれから無事生還し、日々ダラダラすごす毎日であります。

1人で海近付いちゃダメとか、言われたんでね。
夜懐中電灯もって海辺ウロウロしてたら、オレンジ服着たお兄さんたちが注意しに来たり・・・
コワイコワイ・・・チャイニーズだかタイワニーズだかわからんけど!

栗鼠栗 「ウォーシ―リーベンレン!ウォーシーリーベンレン!」

オレンジ服 「??....Can you speak English?」

栗鼠栗 「オ、オーケー」

オレンジ服 「Not ホニャララ night ホニャララ 」

栗鼠栗 「アハハ(オーケーっていうやなかった)・・・ソーリー。アイマストバックホーム!」

自分の思いが伝わらないもどかしさ、言語の壁って辛いときもあるけど、
相手が何言ってるかわからないって意外なほどストレスにならないときもあるんです。
嫌悪されてるのか好意的なのかもわかんないしね!
空気読めなくても責められない!
むしろ、楽園じゃね?
そんな愚痴


<英語編・重症>

大学ではもっぱら英語で話しかけられます。
しかし、もちろん皆さんの会話は中国語と台湾語と高雄の方言が交じったちゃんぽんで会話しているそうです。
皆が集まって談笑しているときとかは、雰囲気を楽しみます。
何か楽しいこと話してるんだろうな~と思うと同時に、
頼むから英語でこちらに話題を振らないでくれ!
と、割と本気で思うように・・・

談笑というか当たり障りのない会話ってきっと楽しいんです。
ストレスなく母国語で語り合うことがとても素敵だなって
そこに会話の流れを断ち切るように、外人に話題をふる
しかも英語
身構えているつもりでも、一発では聞きとれず聞き返す外人
聞き返してようやくわかっても、英語で返すのに考えがまとまらない外人
凍りつく空気
みんなの笑顔が苦笑へと変わるころに
何とか返すも
返す言葉は

「What do you mean?」

今では、僕との会話は紙とペンが必需品になりました。
みんなとっても優しい


<中国語編・初級>

来た当初は、風邪気味ながらもいろんな人たちに紹介してもらえました。
教授から学生さんまで
時には、学生さんが集まっている研究室に招いてもらい、さながら転校生のような気分でした。
いやほんとに、

そんな転校生の気分だから、ついつい笑いをとりにいきたくなるんですよね。
「おっコイツ!」って思わせたい。
みんなを気を引きたくなる、気持ちが湧いてくるんですよ。
そんな芸も何もない私が、とっておきのネタを披露する。

栗鼠栗「ウォーシーリーベンレン!(私は日本人です)」

凍りつく空気
彼らの笑顔が焦りの顔へと一変する
目はこちらからあちらへ焦点がうつる
不安に耐えかねた学生さんたちのなかで相談が起こる
そのうち1人が言う

学生さん「What do you mean?」

え?!

私も露骨に泣きそうな顔になったのかもしれません。
私の顔を見て学生さんが必死に
SorryとかI cannot understand English very wellとかそんなこと言ってくる。
数人がかりでフォローされて、Try again!

そのあとは、懲りずにもう一度やっても伝わらず。
素直に英語っぽいもので自己紹介しました。


今では、シェイシェイとかニーハオとかいうと優しい目を向けてくれるようになりました。
それはとってもうれしいなって
たぶん発音が違う


<中国語・初級編2>

大学の外はもちろん中国語と台湾語と高雄の方言のちゃんぽん(長いな)
人によっては中国語がわからないから気をつけてとも言われたけど・・・それ以前の問題だしね
買い物するにあたっては・・・思った以上に困らない。
むしろ店の人が困っているように思う。

朝、混んでいるお店で指さしで注文すると
店員さんに「てめぇ・・・」って顔で上目遣いして睨まれることもある。
表情は万国共通

一応、
「テュオシャオチェン?」
「ウォーヤオ・・・」
「カーイー・・・?」
だけ言えば
変な発音と雰囲気で日本人と分かってくれるみたいで、
場所によっては英語のメニューとか渡してくれたりする。

問題は、値段を口で言われても分かる気配がしないこと
具体的には、十と四の発音の区別がつかない
私は四をス―、十をシーって言い分けたら、学生さんたちに注意された。
手抜きしてはいけないということか・・・

ちなみに台湾の学生さんたちにとっては、日本語の九と十の発音を使い分けるのがとても難しいそうです。
similarとかsameとか言ってくる
不思議だね。


<日本語編>

台湾の人たちは、私の思った以上に日本に対し興味を抱いているようです。
今の若い世代の人たちは日本の文化に触れる機会がやたらと多いうえに、進んで触れているみたいです。
それもそのはずで、テレビでNHKやバラエティ、ドラマ、音楽番組etc...が放送されているからだと思うんですが・・・
もはや想像以上です。

大学内の学生さんに「コードブルー観た?」と日本語で聞かれたときは戦慄がはしりました。
コードブルーは1年前ですが・・・
早いものだと放送されて3日で映ったりしているそうです。字幕付きで

R氏が、外語大学の日本語コースの学生さんと話す機会を作ってくだいました。
また、転校生気分を味わったわけですが・・・
今度は

学生さん「どこからきましたか?」

栗鼠栗「沖縄!琉球」

学生さん「何歳ですか?」

栗鼠栗「2X歳」

とか、日本語で聞かれる!
しかも女の子ばっかり!
日本語で答えると「伝わった~!」「日本語だ~」という感じではしゃぎいでいるのが、すごい微笑ましかった。

しかし、質問も後半から雲行きが怪しくなる。

「なぜ台湾に来られたのですか?」

Why?なぜ?といった質問には、この日本語わかるのかな?といった考えが浮かんで答えづらい。
というか、気づいたら日本語でなんて表現したらいいかもわからなくなっていた。
不思議なもので、英語だと一言ですましてその場を流してしまおうと思えるのに
せっかく日本語で答えられるのだからと思ってしまうのか頭の中で長文を作ってしまう。
う~んと悩んで

栗鼠栗「台湾にいます。勉強で、というかその研究で、そのえー生き物とか・・・あーその2カ月ほど高雄」

彼女らの眼がみるみるしらけてくる
いや、本当に比喩でも何でもなくて
期待しているキラキラした眼が淀んだ眼になるんですよ。
面白いと思って観たバラエティ番組が思いのほかツマラナイときってこんな顔になっていってるのではないだろうか。
ネイティブの人と話せるという期待に満ち溢れた眼が、ガッカリした眼そして、何か悟った眼になっていった。
不謹慎にも表情の変化と眼の色を楽しませていただきました。いちいち傷ついていられないんで

学生さん「困らせてゴメンナサイ。私たちは日本語の勉強中なので質問がわかりにくいですよね。」

彼女たちはどこまでも優しかった。


<まとめ>

というわけで、これが参考になる人はいないだろうと思いつつも
言いたいことは、不器用な人間は国語を勉強しなさいということ!

というわけで、今日はこのへんでどぴゅう~



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Posted by 植物班 at 21:48│Comments(6)ダレトク
この記事へのコメント
 大変だよねー。
 でも常に『言葉』自体が話題にできる、という。話題には困ることないぜ。適当にその辺の家具の名前覚えて連呼するだけで喜んでもらえるし。中国語は発音がやばい。
Posted by shas at 2011年06月28日 23:01
お前の文には、…魂が入ってたんだぜッ!!

何か台湾にいるお前の姿がありありと想像できたぜ。

恐い、海外留学恐いよ~。
何か、明日から留学生に優しくなってしまいそう。

ところで、大学に日本人の留学生はいないの?

こっちの大学では結構同郷の学生同士で休みの日は楽しく出かけてるみたいだよ。
Posted by Han-Zo at 2011年07月03日 21:50
解答編みたいなことをしようと思ったのですが、ちょいと立て込んでいるので、すらすらと

>shasさま
学生さんから教わった言語をメモし、タイミングを見計らっていざ使うと・・・スベります。文章がどうにも伝わりません。ということで、単語!家具を試してみます!
いまだに悪い単語、文章ぐらいしかウケをとれていないので、アホなこという日本人というレッテルは避けなければ!何で悪い単語はいい加減な発音でも伝わるし、ウケるんでしょうかね?

>Han-Zoさま
記事だと悲痛な叫びみたいですけど、結構かなり優しくしてもらっていることを実感します。向こうの気配りとこちらの動くタイミングがずれると・・・何か残念な感じになってしまうんです。

日本人の学生さんはいないみたいなことを言っておりました。でも、日本語話せる台湾の学生さんは結構います。
Posted by 栗鼠栗 at 2011年07月04日 22:24
関西人が何気なく撮りに行くウケは世界的に見ても高度なんだとだと思います。
(面白い人もそうでない人もいますが)

もっとストレートでひねりのないのだと大丈夫なのかもしれません。

あとは痛シャツとか着ていけば人気者間違い無し!
時間差がほぼ無いことを考えると、まどまぎなんかがいいんじゃないかな!
Posted by greenfiddler at 2011年07月15日 13:45
>greenfiddlerさま

コメントありがとうございます。
気づけば1ヶ月経とうとしてますが・・・

身につけているものに関しては、初対面ではなかなかどうして、つっこんでくれません。
私の周りにいる大学生の初対面の人に対する距離のとり方は、日本人大学生のそれとよく似ている気がします。服やら髪型やらじろじろ見てくるけど、何もつっこまない感じ。
4回くらい会ってから「you always red」とか言ってくれました。
そういえば、赤い服ばっかりだった・・・

店のおっちゃんとかはいろいろ踏み込んでくれるんですけどね。
タオル巻いているだけで、「アニキ!」と呼んでくれます。
Posted by 栗鼠栗 at 2011年07月21日 19:33
受け答えに困ってると(この人話しかけられたくないんかな)とか思ってしまうのかもですね。
やっぱ滑ってもいいから自分から行かないとだめなんかな。
ツッコミ待ちってのも既にちょっと受け受けしいかもね。

…という訳で、栗鼠栗君に課題だ!
「筆談でも何でもいいから大学でナンンパしてみる」
逆ナン待ちじゃないよ!ナンパですよ!

…というのは半分冗談ですが、
そのくらいの気持ちでいけばまぁ何割かの人はがんばって真摯に受け答えしてくれるんじゃないかな!
推測だけどな!
Posted by greenfiddler改めらびりんす at 2011年07月22日 03:25
 
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