植物班のこぼれ話

展望台は平和そのものでした。
子供たちは駆け回り、
お母様方は日陰で立ち話、
お父様方はラジオを脇に置き、望遠鏡をとっかえひっかえ・・・
平和です。
・・・

しかし、不謹慎ながら
1時間たっても海面に変化があるようには見えない。

つい、魔が差して・・・

すぐ傍の漁港まで行ってみました。

子供たちは駆け回り・・・
・・・ってデジャヴ?!

平和そのものの漁港に安心しきって
何となく漁港のまわりをウロウロしていたら

赤い点灯した白い車が・・・

パトカー?!

でも、動く様子は無いです。
ちょっと港の様子を眺めてウロウロしてました。
自然な素振りを意識しつつ・・・

パトカーは動かない

自然な素振りで漁港内を観察する・・・

パトカーが・・・無い？！
どこ？！交番に戻って・・・無い？！

いつの間にか
私の車のすぐ傍にパトカーが停まっていました・・・
警察官の方々がパトカーから降りて、こちらを見ていました。
目が合った・・・そう感じました。

焦ってはダメだ・・・
聞かれたときは何て答えよう・・・
注意されたときは大人しく応じよう・・・

戻るべき方向を見据える勇気はないが、
あくまで、自然な感じを意識しつつ
後ろめたいことなどなく、自信のある足取りを意識しつつ

もう一度、戻るべき愛車に視線を戻す・・・
警察の方々がパトカーに戻られた。

車内から呼びかけるのか？

見渡せば、子供たちがいない・・・

状況が良くなっているのかどうかも判断できない！どうする？！
ただ、自然に・・・そう私は大人しく車に戻るだけだ・・・
津波到着予想時刻から２時間以上経過した海の様子を
ほんの数分、見に来ただけの小市民だ・・・！

パトカーは過ぎ去った。

運転席で本当に胸を撫で下ろした。

パトカーはいなくなったので・・・
ちょっとだけスロープを見てみよう・・・ちょっとだけ・・・
何か漂着しているかな～？

白いバイクが目に入る・・・



もう帰ります！！
ホンマすんません！！

良い子は真似しちゃいけないです。
どぴゅう～