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2010年04月15日

ぷ・れ・ぷれぱれーTions☆ぷ・れ・prefuse☆

どうも栗鼠栗です。
こないだの木曜日は、同期のN君と師匠の3人で、
我が研究室の実習で行くフィールドの下見に行って参りました。

フィールドで作業するとどれくらい時間がかかるかとか…
ちゃんと真面目な理由でフィールド行きました。

結局、いつも通り生き物観察してしまったわけですが…大丈夫なのか?!

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ぷ・れ・ぷれぱれーTions☆ぷ・れ・prefuse☆
スジホシムシ Sipunculus nudus


ほぼ世界中の温帯〜熱帯の海に生息するという星口動物の代表種にして、最も記載の古い種。
かのリンネさんが記載したぐらいだから相当古いかと…
でも、発生様式とか神経細胞とかの点から見ると
”典型的な”星口動物とは言えないそうです。むしろ例外的だとか、ややこしい…

この属の特徴として、
体の対し縦に走る筋肉と横に走る筋肉が綺麗に交差して、
トウモロコシのような感じになっていることでしょうか。
腹筋が綺麗に見える感じに近いと思います。
マッチョ!!

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左:全体 右:吻
クビナガギボシムシ属の一種 Saccoglossus sp.


半索動物門に属するギボシムシ。
割と大型の海洋無脊椎動物のなかで、トップクラスのマイナーな動物門。
これでも我々と同じ後口動物の一群らしいから末恐ろしい…

普段は、砂や泥の中に潜って、砂泥中の有機物を餌とする。
ギボシムシの糞は所謂、綺麗になった砂泥なのだが、
本当に見事な『巻き糞』を出す。

ちなみに、卑猥さにおいては、海洋無脊椎動物中トップクラスではなかろうか…
いや所詮、主観ですね…

ぷ・れ・ぷれぱれーTions☆ぷ・れ・prefuse☆
ツツオオフェリア? Armandia sp. cf. lanceolata


なぜか岩の中からでてきた。
ゴカイの仲間、オフェリア
フィールドで見たときはナメクジウオかと思いましたが…
ウナギやウミヘビのように見事に体をくねらせて泳ぎます。

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腹側から撮影
左から順に…口、 腹、 肛節


何か張りがあってテカってる…
ビュンビュン泳ぐだけあって、やはりマッチョ!!
今回紹介した生き物のなかで、最も筋肉質かつ健康的にセクシーな感じがする!!

ぷ・れ・ぷれぱれーTions☆ぷ・れ・prefuse☆
ツツオオフェリア?の腹側


・腹側全体に縦溝がある
・分岐してない鰓があること
・体中部の体節の疣足に眼点がある


以上の特徴からArmandia属の一種であるとは思います。

環形動物で属まで同定ができたのは、初めてかも…

参考文献:日本海岸動物図鑑Ⅰ、Ⅱ
Cutler, E.B. 1994. The Sipuncula. Their Systematics, Biology and Evolution. Comstock Publishing Associates a division of Cornell University Press, Ithaca and London.

まぁ、遊んでたわけではないんです。
次の日に向けて英気をやしなってたんです。
ぷ・れ・ぷれぱれーしょん♪(準備)していたんです。
(楽しさ)プラスプラスだけど(研究進行)マイナス♪

パリパリパリパリパリパ〜
ではでは、どぴゅう〜



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