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2010年12月06日

媚びてると分かっていても上目づかいが可愛いという嗜好

どうも栗鼠栗です。
ちょっと前に、干潟でのんびりしようとしたら、あっという間に満ちてきて痛い目見ました。
危ないので、のんびりするなら公園とかいいね。鳥見たり~花見たり~

媚びてると分かっていても上目づかいが可愛いという嗜好
ユビナガホンヤドカリ Pagurus minutus


干潟にたくさんいるヤドカリ。
沖縄もめっきり冷え込んでる今こそ、まさに彼らの繁殖シーズン(11月下旬~4月上旬)。
私が出掛けたときは、雄が雌を抱えて走りまわる様子が観察されました。
このヤドカリ、繁殖時期だけ雄がでっかくなります。
具体的には、ハサミとかが長く太くなって
ちょっと別の生き物のようにも見えます(イイ過ぎ?)。
でか過ぎて、隠れても自分の貝殻からはみ出ていたりします。
地味だけど、季節感を感じるヤドカリです。


媚びてると分かっていても上目づかいが可愛いという嗜好媚びてると分かっていても上目づかいが可愛いという嗜好
タテジマユムシ Listriolobus sorbillans


左の写真の子のほうが可愛いですよね。
写真両方とも口が左を向いていて、体の右端に肛門があります。
干潟の泥のなかに潜っていて、黄白色の吻だけだして泥の上の珪藻とか有機物を食べて生活しています。
干潟の泥の表面をよーく見ると、吻を伸ばして、砂をベルトコンベアのように口に運んでいる様子が見られます。

名前の由来は、おそらく体の縦の筋肉が明瞭に見えるところから名づけられたと思います(文献ナシ)。
体の縦の筋肉を割るように横の筋が見えれば、スジユムシ属 Ochetostomaという別属になります。

とまぁ、そんなウンチクよりも彼らの蠕動運動の艶めかしさのほうが大事だと思います。
そのお姿を拝見できれば、じっくり眺めましょう。
時間があれば、釣り餌にする前に、愛でるのも一興かと思います。

ではでは、どぴゅう~



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