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2010年12月10日

赤の王は自分の子供を溺愛するに違いない!

最近寒いね!
こんばんわ。栗鼠栗です。
この間、K氏と海へ行ったとき、K氏が親切にもヤドカリを拾ってくれました。
悔しいでも、ありがとうございます・・・でも悔しい!

赤の王は自分の子供を溺愛するに違いない!赤の王は自分の子供を溺愛するに違いない!
クロシマオニヤドカリ Aniculus sibogae



赤の王!!
写真の個体は雌なので、少し小ぶりですが、
潮間帯で見られるヤドカリではトップクラスに大きいのではないでしょうか。
そう、キングオブレッド!
そんな王様は貝殻のチョイスも王様級(ヤコウガイ
しかも、王様なのでなかなかお目にすることができない!
・・・はずだったのですが

K氏曰く「ヤコウガイにヤドカリね~沖縄でもよく見る気がするな~」

そうだったのか?!
知らなかった~~・・・・・・

ちょっとマニアックな話
多くのヤドカリの雌の腹肢(ぶよぶよした腹部から出ている付属肢)は枝状の構造をしています。
雌が産卵すると卵を枝状の腹肢にくっつけて、孵化するまで卵の世話をするわけです。

オニヤドカリ属の雌は、腹肢がウチワ状になるのが特徴です。
面白いのは、第2~4腹肢のウチワ状の腹肢で卵を覆い、
その下から卵を抱えるように腹部から襞状の構造があります。
こうして孵化するまで卵を抱えるわけです。
オポッサムとかフクロネコとか完全に袋になっていない有袋類みたいなことするヤドカリなのです。
これが本当に良いのかどうかは知りませんし、何故そういう仕組みになったのかなんてわかりませんが
面白いものだな~としみじみ感じます。

また追々更新が滞るかもしれませんが、何卒よろしく
それと検索で間違ってここに来ちゃった某漫画のファンの皆様・・・御免なさい
確信犯です・・・
どぴゅう~









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Seastarfucker
Seastarfucker(2012-04-17 19:35)


 
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