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2013年12月02日

野生料理覚書①~恥知らずな男根~

山菜料理に飢えている皆さんこんにちは、うんこくさいです。最近料理した身近な食材について、メモを兼ねて。文章を書く練習に、これから少しづつ更新できればなと考えていますよ。それではっ

スッポンタケ Phallus impudicus
 第一弾は有名なこのキノコ。最近良く見かけるのだが、中々食べる勇気が出ない。なぜなら・・・このキノコ、健全な紳士なら皆がぶら下げているアレによく似ているのだ。
野生料理覚書①~恥知らずな男根~
写真はあんまり綺麗に撮れてない。落ち葉に隠れているが、根本にツボがある。

沖縄でも北部の山の落ち葉の溜まった斜面などで見られたと思う。特に思い出に残っているのは、奥の猪垣巡検に参加した時(確か3月ぐらい)、ポコポコポコポコ出てきていた。

で、仕事終わりに、職場の裏道をぶらぶらしていると出会ってしまった。うろ覚えだったが近縁種にドクキノコもなかったはずだし、誤同定することもないような特徴的なキノコなので持って帰って食べてみることに決めた。この日は何故か食べてみてもいいかなと言う気がしたのだ。誰に聞いたか忘れたが、台湾では高級食材として知られているということだし・・

ウィキペディアの受け売りだが、“学名Phallus impudicusは、phallus(男根)、im-(否定接頭辞)+pudicus「恥じらう」で「恥知らずな男根」という意味である”だそうだ。世界各地でそのような捉え方をされてきたらしい。

傘の部分のぬめりが臭い為、ぬめりを洗い流して利用するようだが、さほど悪臭という感じでもない。何か化学的な匂いの様に感じる。どちらにせよ、食欲の湧く臭いでは無いため、今回は切り落とす。

スッポンタケの味噌汁
野生料理覚書①~恥知らずな男根~

レシピ
材料
・スッポンタケ・・・1本
・インスタント味噌汁・・・1人分
料理方法
① 傘の部分に触らないように採集し、傘の部分を取り除く。傘の部分も食する場合は持って帰って丁寧にぬめりを取る。
野生料理覚書①~恥知らずな男根~
② 0.5~1cmほどに切り分ける。この時、男性は余計な想像をせず無心で切断しないと意識を失ってしまうかもしれないので注意が必要だ!
野生料理覚書①~恥知らずな男根~
③ 鍋でインスタント味噌汁を作り、切ったスッポンタケを入れる。2~3分火を通し完成。
野生料理覚書①~恥知らずな男根~

こんなもんレシピじゃねえ~って憤りを感じた方ごめんなさい。
今回は軸を輪切りにしてインスタント味噌汁にぶち込んでみた。見た目は完全にお麩。中空でスポンジ状の軸はシャクシャクという歯ごたえで、特に癖も無い、と言うか味もなかったけど。やはり傘の部分の匂いを活かした料理を考えるべきかと思う。幼菌は揚げたら魚のような味になるというのでまたチャレンジしてみたい。


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Posted by 植物班 at 02:09│Comments(7)野生料理覚書
この記事へのコメント
へぇ、スッポンタケって食えるんすね。キノコは怖くてあんまり手を出せてない。 by han-zo
Posted by 植物班植物班 at 2013年12月02日 12:59
ちくわみたいだ!
Posted by 栗鼠栗 at 2013年12月04日 04:28
今度食べてみてください。
Posted by 植物班植物班 at 2013年12月04日 16:22
そうすね。今度みつけたら食べてみます。 ところで、消費期限を一ヵ月すぎたイワシの開き(生)がありまして、匂いを嗅いだら以外といけそうだったので、焼いて食べてみたら、すっぱくて途中で断念してしまいました・・・orz もったいないおばけがでてきますかね。 by han-zo
Posted by 植物班植物班 at 2013年12月05日 22:21
なに新しい発酵食品を開発しようとしてるんですか? ウンコ
Posted by 植物班植物班 at 2013年12月06日 00:00
いやいや、すっぱくて食えたもんじゃなかったです。アツアツのときはまだいけたんですが・・・。by han-zo
Posted by 植物班植物班 at 2013年12月06日 09:41
あれ、タイムリープしてる? han-zo
Posted by 植物班植物班 at 2013年12月16日 16:29
 
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