台湾の思い出の生き物 1

植物班

2012年02月15日 18:18

どうも、栗鼠栗です。今週末から冷え込むようで、ちょっと残念な気持ちです。
そういえば、台湾のことを書くといいながら書いてないので、せっかくなので書こうと思います。
写真1枚でだらだら思い出を垂れ流す感じです。


ウミケムシ Chloeia flava

のっけから日本でも見られる危険生物です。

台湾の底引き網漁が行われている漁港へ行くことが何度かありました。
底引き網は海底を根こそぎ取っていくので、いろんなものが入ってしまいます。
そうしたなかには、商品価値のない、食べられない生き物は漁港で仕分けられ、廃棄されるそうです。
(肥料や飼料として利用することもあるそうです。)
けれど、廃棄された生き物のなかにはたま~に珍しい生き物がいます。
それを狙いにちょくちょく漁港にはお邪魔させてもらいました。

最初に連れて行ってもらった漁港は、滞在地に最も近く小さな漁港
そこの底引き網は、水深80~150mあたりで網を引いていることが多く、見られる生き物は深海生物っぽくない感じですが
私にとっては、見たことない生き物ばかりに感動しておりました。
でも、底引き網で採集されたものは、泥だらけだったりして、水ですすがないと何の生き物かわからないことがほとんど
最初準備不足で、素手で漁り、手近な水たまりで生き物をすすぐという作業を夢中に繰り返していました。
そして屍の山にずっぽし手をつっこんだとき、つっこんだところの脇から山が少し崩れてしまいました。
崩れた拍子に私の手首の傍を、キラキラ輝く何かがころんと転がってきました。
夏の強烈な日差しに反射したせいか、泥だらけのなかから思いのほか目立ちました。
思わず手にとりかけたあたりで、気づいて良かったです。
写真のウミケムシでした。

底引き網だと、自慢の剛毛も耐えられないのか半分以下の短さになり、ちょっとかわいそうな感じですけど
それでも晴れの日に見るとキラキラ輝いております。
これが雨の日や曇りの日だと、キラキラしないんですが歯ブラシでも捨ててあるんかと思ってしまいました。
ウミケムシの剛毛が不自然に途中で折れたりしてなくなっていると、生き物に見えなかったのが印象的でした。

こんな感じで駄文を書いていこうと思います。
今度はちゃんと生き物についても書こうと思います。
ではでは








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