Seastarfucker
どうも栗鼠栗です。構想2年以上もかけていたものがようやく実のりました。
探していた生き物をようやく撮影できました。
このタイトルをしたいがために探していたようなものです。タイトル思いついたときは自分のなかではもりあがっていたのですが・・・
記事自体は練っていなかったので、淡々とさせていただきます。
要するにヒトデの寄生虫です。
ルソンヒトデ Echinaster luzonicus
写真のヒトデの向かって左上が膨らんでいるのがわかりますでしょうか?
この内部に寄生虫がいる・・・はずなんです。
以下、解剖して取り出したわけですが、不慣れなせいで雑なのと、寄生虫そのものの形も相まって
結構グロテスクです。苦手な方は見ない方がいいと思います。
アニサキスとかフィラリアとかハリガネムシとはまたちょっと違ったエグさがありました。
平気な人にとっては、麗しき寄生虫写真館と感じていただけたら幸いです。
ヒトデの表皮だけをハサミでちょきんと切ってみました。
ごめんね
・・・
ヒトデの体腔内にみっちり入ってるものなんですね。
目当ての寄生虫シダムシが見えました。
目当てだったのですが、普通にひいてしまいました。あまり気持ちのいいお姿ではないです。
思いのほか大きくて驚きました。
コロンッと転がりでてきました。
何がどうなっているか私もわかりません。
先輩方はよく見ると言っておられましたが、私は初めて生で見ることができました。
沖縄でよく海行かれる方にとっては割とありふれた生き物なのかもしれません。
こういう見てくれですが、甲殻類の仲間です。
嚢胸類(キンチャクムシ類)という仲間で、フジツボやエボシガイの蔓脚類と姉妹群にあたるグループに属しています。
嚢胸類は大きく二つのグループにわかれています。
1つは、サンゴやイソギンチャクといった刺胞動物に寄生するキンチャクムシ類 Laurida
もう1つが、ヒトデやウニなど棘皮動物に寄生するシダムシ類 Dendrogastrida
今回の写真はいわゆるシダムシ類の写真です。
見た目といい色といい、正直びっくりしました。
長らく探し求めていた生き物なので、そういった目で見れば私は麗しくも見えるのですが・・・
写真で見ていたときは、カッコよく見えたのですけどねぇ・・・
この生き物を見せてポジティブな意見を出せる人は、日本で何人いるんだろう・・・
生の迫力に圧倒されました。
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