植物班のこぼれ話

　人を変えるのは、影響するのは、難しい。

　それにそれがいいことなのか、悪いことなのかもわからない。

　ただ、僕はその友人にすごく感謝しているから、

　　色んなことを教えてもらったから、

　　　本当に、ひどいことをしてしまったから、

　せめて、仲直りしたいと思う。

　人間はシステムである、と思う。

　感情という『そのシステムの一部』は、多分、

　　時とともに、風化してくれるシステムをもっている。

　だから、待つことだ、と思う。

　もしかしたら、感情が解除されるかもしれない。

　　もしからしたら、あの子の中で何かが変わるかもしれない。

　身近に、ずっと訴えつづけて、
　　信じてもらえた人が居るんだ。

　『赤土流出防止に、畑に敷き草を、お願いします！！』
　　『バカヤロウ！　そんなことしたら一年かかるさ！！』

　一蹴されつづけた、その人の言葉は、
　　ついに、農家さんに届いたらしい。
ホタルの国から『赤土流出防止のためのマルチング』


　信じてもらうには、続けることだ。
―――久米島ホタル館、佐藤さんの言葉。

　人は、信じてもらえる。信じてもらえた言葉は、
　　響くのだと信じてる。

　せめて、続けよう。

　いつか、いつか。

　仲直りできたら、大声で泣こうと思う。

　それが、すごく楽しみ。

　らしく、やります。

　信じてるだけさ、約束なんてない！！
でも、いいんだ。
　なんだって、越えてみせる　ただ
FUN　FUN　FUN，O-K！！

―――the pillows 「FUN FUN FUN, OK」