2008年07月10日
大東列伝 ~heaven beside you~
眼の前に広がる海は・・・
ただただ荒れていた・・・

いや・・・
眼の前に広がる人工プールがオレのフィールドだ!!(ヘタレ)
ただただ荒れていた・・・

いや・・・
眼の前に広がる人工プールがオレのフィールドだ!!(ヘタレ)
さて・・・
散々、夜の南大東島を堪能し、民宿に戻って泥のように爆睡・・・
寝たの何時だっけ?
とりあえず、清々しい(?)朝を向かえた我々。
朝食は名物大東寿司。
ちょ→うめぇぇぇ!!
大東寿司やべくうめぇぇ!!
大東寿司から何ともいえんパワーを貰い・・・
いざ海へ!!

というわけで、やってきました!!
海軍棒プール
・・・
まぁ、ご存知の方もいるかと思われますが、
南大東島の海岸は断崖絶壁!!
まともに、素人が泳げる海岸なんて皆無!!
・・・
けど、
素人だって海泳ぎたい!!
そんな我儘にこたえてくれるのが、
自然の岩盤をくりぬいて作られた人工プールが2つ存在します。

(↑何かムカツク宣伝ポスター)
まぁ、御託はこれぐらいにして、
さすが、太平洋一体型!!
ミヤコテングハギ Naso lituratusの40cm近いサイズが泳いでいる他、
ビックな魚がビュンビュン・・・
そして、
海軍棒プールは思いのほか深い・・・
おそらく深いところで2m以上はあるでしょう。
プールの底には石がゴロゴロ転がっていて素足では危なそう・・・
そんな石の上に・・・

コンシボリガイ Micromelo undata
・・・だと思います。
老成個体なのか貝殻が藻で覆われてて・・・
まるで別物
本来はもっとキレイなウミウシなんですよ・・・
そんな転石をイロイロひっくり返してみると・・・

エンビキセワタ Odontoglaja guamensis
こんな2cm程の白い生命体が・・・
うじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃ・・・
どう表現すればいいでしょうか・・・
一度、石をひっくり返せば、
マトリックスのネオが大量のエージェントスミスを一掃するシーンを彷彿させる・・・
・・・
要するに、大量の白い生命体が舞い上がるわけです。
何といいますか・・・
ココ海軍棒プールは頭楯目(ウミウシの1グループ)祭りでした。
いや、単一種祭りですね。
ちなみに、海軍棒プールで見たヤドカリは・・・
グアムサンゴヤドカリ Calcinus guamensis
ウスイロサンゴヤドカリ Calcinus vachoni
ユビワサンゴヤドカリ Calcinus elegans
ユビワヒメホンヤドカリ? Pagurixus sp. cf. anceps
まぁ、礁縁とかでよく見られるヤドカリ達ですね。
というわけで、ユビワヒメホンヤドカリと思われるものを採集して・・・
次へ・・・
さぁ、塩屋プールだぁ!!

(画像が荒れ荒れですね・・・すんません)
いや、画像は荒れてますが・・・
波はそうでもない?感じ?
多少白波は見えるけど・・・
久米島では何とかなったし・・・
ちょっと冒険してもええんちゃうかなぁ~・・・
まさに、魔が差すというのはこのこと・・・
南大東島の海には
沿岸では中々見ることの出来ない生き物がすぐ傍まで来ているといいます。
彼の有名なユウゼンが見られるという・・・
そんな魅力的な海がすぐ傍に・・・
マヨワズイケヨイケバワカルサ・・・
近寄って見れば透き通った海がすぐ傍に・・・
マヨワズイケヨイケバワカルサ・・・
迷わず行くさ!!
飛び込んでみると・・・
微小な水泡で水中がほとんど見えない。
アレ?ほんとに何も見えん・・・
とりあえず、陸に上がって体勢を立て直さんとなぁ~・・・
海上から顔出して陸の位置を確認。
Han-zoが写真撮影している位置も確認。
すぐ近くだからとりあえず一息で・・・
ずるっ
アレ?足だけでは無理か?
右手にカメラ、左手にサンプル瓶・・・
とりあえず、サンプル瓶をポケットに入れて片手を空ける。
トライアゲイン!!
ずるっどぽっ
んん?岩をしっかり掴めてなかったんかな?
とりあえず、もういっちょ両足と左手の3点で固定・・・
ずるっどん!!
何か流れがアレやね~・・・
思た以上にキツイねぇ~・・・(汗)
まぁ、次は本気で3点で支えきれてへんかった・・・
アレ?いや・・・3点で支える時間が無いとか・・・
どぅん!!ぼん!!
いやいや、俺さっきまで岩の近くやったやんな・・・
何で離されてるん?!
パニックまで3、2、1!!
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!
波に弄ばれる感覚・・・
死活問題
岩につかめば波の力で沖までもっていかれ、顔ごと海水中に・・・
ズドン!!
顔をあげるころには波の力で岸まで体が持っていかれているんだが・・・
また、すぐに沖に持っていかれる・・・
見上げればHan-zoの足が見え、さらに、見上げるとHan-zoの顔があるんだが・・・
助けようにもすぐに沖へ・・・
肺呼吸が問題なく行えている人間がすぐ傍にいるが、
そこへ辿りつくことができない。
すぐ傍にある生還・・・
初めは海が天国だと・・・思えたが、
いや、天国なのか。
我武者羅・・・
意地と勢いでもう何が何やら覚えてませんが・・・
とにかく、生還せねば!!
という意地だけで・・・
何とか上陸!!
サンプル瓶はいつの間にか行方不明になっていましたが・・・
生きることができました。
後から聞いたのですが・・・
Han-zo曰く、
「最初は栗鼠栗の撮影していたら、栗鼠栗の目を見たら本気(マジ)になってたから撮影どころじゃないと感じたよ。」
とのこと・・・
どうやら、マスク越しでもマジでヤバイことが伝わったようですし、
そんなに近かったのか?!
とりあえず、プールでのみの散策にしようということに・・・
塩屋プールは全体的に浅く・・・
深いところでも、
足がついて、顔が出せます。
そのためか魚も心なしか少なく感じました。
ミガキブドウガイ Haminoea cymbalum
白い生命体の次は↑コイツ・・・
この緑色の生命体がもうプールの縁にイッパイいました。
やっぱり頭楯目祭りかぁ・・・
でも、コイツはまだ可愛らしいから許せる・・・かな。

タマゴウニ Echinoneus cyclostomus
うおぉぉ!!これは可愛い!!
最後に見たのはもう3年も前・・・
ウニ界のアイドル(俺脳内)のタマゴウニちゃん。
久々に見ると嬉しいですね。

ベニワモンヤドカリ Ciliopagurus strigatus
このヤドカリも高密度で見られました。
しかし・・・
塩屋プールで主に見られたヤドカリを整理してみると・・・
スベスベサンゴヤドカリ Calcinus laevimanus
ツマジロサンゴヤドカリ Calcinus latens
クリイロサンゴヤドカリ Calcinus morgani
・・・という
インリーフで見られるヤドカリが大部分を占めていたなかで・・・

↑コイツは映えてました。
いや、ベニワモンヤドカリはどちらかというと
波当たりのイイところで見られるヤドカリなんです。
特に、ベニワモンとツマジロサンゴが混棲しているのって
珍しい気がするのですが・・・
ていうか、俺ばっか楽しんでてええんかなぁ~
・・・と思ってたら

Han-zoも楽しんでくれてたのかな?
まぁ、私より素敵な写真撮ってたので(ギンポとか)
楽しんでないとか言ってたら、処刑もんですわ(笑)
参考文献:沖縄のウミウシ、海の甲殻類、日本海岸動物図鑑Ⅱ
まぁ、今回一通り楽しませていただいたわけですが・・・
南大東島の話はこのへんまでで・・・
それではそれでは・・・どぴゅう
散々、夜の南大東島を堪能し、民宿に戻って泥のように爆睡・・・
寝たの何時だっけ?
とりあえず、清々しい(?)朝を向かえた我々。
朝食は名物大東寿司。
ちょ→うめぇぇぇ!!
大東寿司やべくうめぇぇ!!
大東寿司から何ともいえんパワーを貰い・・・
いざ海へ!!

というわけで、やってきました!!
海軍棒プール
・・・
まぁ、ご存知の方もいるかと思われますが、
南大東島の海岸は断崖絶壁!!
まともに、素人が泳げる海岸なんて皆無!!
・・・
けど、
素人だって海泳ぎたい!!
そんな我儘にこたえてくれるのが、
自然の岩盤をくりぬいて作られた人工プールが2つ存在します。

(↑
まぁ、御託はこれぐらいにして、
海軍棒プールにイッツダイブ!!
さすが、太平洋一体型!!
ミヤコテングハギ Naso lituratusの40cm近いサイズが泳いでいる他、
ビックな魚がビュンビュン・・・
そして、
海軍棒プールは思いのほか深い・・・
おそらく深いところで2m以上はあるでしょう。
プールの底には石がゴロゴロ転がっていて素足では危なそう・・・
そんな石の上に・・・

コンシボリガイ Micromelo undata
・・・だと思います。
老成個体なのか貝殻が藻で覆われてて・・・
まるで別物
本来はもっとキレイなウミウシなんですよ・・・
そんな転石をイロイロひっくり返してみると・・・

エンビキセワタ Odontoglaja guamensis
こんな2cm程の白い生命体が・・・
うじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃ・・・
どう表現すればいいでしょうか・・・
一度、石をひっくり返せば、
マトリックスのネオが大量のエージェントスミスを一掃するシーンを彷彿させる・・・
・・・
要するに、大量の白い生命体が舞い上がるわけです。
何といいますか・・・
ココ海軍棒プールは頭楯目(ウミウシの1グループ)祭りでした。
いや、単一種祭りですね。
ちなみに、海軍棒プールで見たヤドカリは・・・




まぁ、礁縁とかでよく見られるヤドカリ達ですね。
というわけで、ユビワヒメホンヤドカリと思われるものを採集して・・・
次へ・・・
さぁ、塩屋プールだぁ!!

(画像が荒れ荒れですね・・・すんません)
いや、画像は荒れてますが・・・
波はそうでもない?感じ?
多少白波は見えるけど・・・
久米島では何とかなったし・・・
ちょっと冒険してもええんちゃうかなぁ~・・・
まさに、魔が差すというのはこのこと・・・
南大東島の海には
沿岸では中々見ることの出来ない生き物がすぐ傍まで来ているといいます。
彼の有名なユウゼンが見られるという・・・
そんな魅力的な海がすぐ傍に・・・
マヨワズイケヨイケバワカルサ・・・
近寄って見れば透き通った海がすぐ傍に・・・
マヨワズイケヨイケバワカルサ・・・
迷わず行くさ!!
飛び込んでみると・・・
微小な水泡で水中がほとんど見えない。
アレ?ほんとに何も見えん・・・
とりあえず、陸に上がって体勢を立て直さんとなぁ~・・・
海上から顔出して陸の位置を確認。
Han-zoが写真撮影している位置も確認。
すぐ近くだからとりあえず一息で・・・
ずるっ
アレ?足だけでは無理か?
右手にカメラ、左手にサンプル瓶・・・
とりあえず、サンプル瓶をポケットに入れて片手を空ける。
トライアゲイン!!
ずるっどぽっ
んん?岩をしっかり掴めてなかったんかな?
とりあえず、もういっちょ両足と左手の3点で固定・・・
ずるっどん!!
何か流れがアレやね~・・・
思た以上にキツイねぇ~・・・(汗)
まぁ、次は本気で3点で支えきれてへんかった・・・
アレ?いや・・・3点で支える時間が無いとか・・・
どぅん!!ぼん!!
いやいや、俺さっきまで岩の近くやったやんな・・・
何で離されてるん?!
パニックまで3、2、1!!
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!
波に弄ばれる感覚・・・
死活問題
岩につかめば波の力で沖までもっていかれ、顔ごと海水中に・・・
ズドン!!
顔をあげるころには波の力で岸まで体が持っていかれているんだが・・・
また、すぐに沖に持っていかれる・・・
見上げればHan-zoの足が見え、さらに、見上げるとHan-zoの顔があるんだが・・・
助けようにもすぐに沖へ・・・
肺呼吸が問題なく行えている人間がすぐ傍にいるが、
そこへ辿りつくことができない。
すぐ傍にある生還・・・
初めは海が天国だと・・・思えたが、
いや、天国なのか。
我武者羅・・・
意地と勢いでもう何が何やら覚えてませんが・・・
とにかく、生還せねば!!
という意地だけで・・・
何とか上陸!!
サンプル瓶はいつの間にか行方不明になっていましたが・・・
生きることができました。
後から聞いたのですが・・・
Han-zo曰く、
「最初は栗鼠栗の撮影していたら、栗鼠栗の目を見たら本気(マジ)になってたから撮影どころじゃないと感じたよ。」
とのこと・・・
どうやら、マスク越しでもマジでヤバイことが伝わったようですし、
そんなに近かったのか?!
とりあえず、プールでのみの散策にしようということに・・・
塩屋プールは全体的に浅く・・・
深いところでも、
足がついて、顔が出せます。
そのためか魚も心なしか少なく感じました。

ミガキブドウガイ Haminoea cymbalum

この緑色の生命体がもうプールの縁にイッパイいました。
やっぱり頭楯目祭りかぁ・・・
でも、コイツはまだ可愛らしいから許せる・・・かな。

タマゴウニ Echinoneus cyclostomus
うおぉぉ!!これは可愛い!!
最後に見たのはもう3年も前・・・
ウニ界のアイドル(俺脳内)のタマゴウニちゃん。
久々に見ると嬉しいですね。

ベニワモンヤドカリ Ciliopagurus strigatus
このヤドカリも高密度で見られました。
しかし・・・
塩屋プールで主に見られたヤドカリを整理してみると・・・
スベスベサンゴヤドカリ Calcinus laevimanus
ツマジロサンゴヤドカリ Calcinus latens

・・・という
インリーフで見られるヤドカリが大部分を占めていたなかで・・・

↑コイツは映えてました。
いや、ベニワモンヤドカリはどちらかというと
波当たりのイイところで見られるヤドカリなんです。
特に、ベニワモンとツマジロサンゴが混棲しているのって
珍しい気がするのですが・・・
ていうか、俺ばっか楽しんでてええんかなぁ~
・・・と思ってたら

Han-zoも楽しんでくれてたのかな?
まぁ、私より素敵な写真撮ってたので(ギンポとか)
楽しんでないとか言ってたら、処刑もんですわ(笑)
参考文献:沖縄のウミウシ、海の甲殻類、日本海岸動物図鑑Ⅱ
まぁ、今回一通り楽しませていただいたわけですが・・・
南大東島の話はこのへんまでで・・・
それではそれでは・・・どぴゅう
Posted by 植物班 at 14:13│Comments(1)
│某月某日、海で・・・
この記事へのコメント
もちろん。
すっごく楽しめてましたよ~。
水中撮影は初めてでしたがハマりそうです。(笑)
また、是非一緒に行ってくださいな!!
すっごく楽しめてましたよ~。
水中撮影は初めてでしたがハマりそうです。(笑)
また、是非一緒に行ってくださいな!!
Posted by Han-Zo at 2008年08月01日 02:10