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2008年10月03日

えぇつちー! 土とサイズと電気ネズミ

 農業担当のShasです。初めての農業話だネ!

 僕は土が大好きです。あれほど便利な道具(といったら怒られそうだ)というか、

 裏技がつまった面白そうなものはない!!! と思う。

 
 ちなみに土はサイズで分けて、

 0.2mm以上のつぶ   礫(いしころ)
 0.2mm以下のつぶ   砂
 0.02mm以下のつぶ  シルト(砂と粘土の中間)
 0.002mm以下のつぶ 粘土

 にわけられます。小さければ小さいほどヒョウメンチョウリョクが小さくなるので、

 互いにくっつきあって、排水性が悪くなります。

 だから粘土ってダンゴ遊びにむいてるんですねナルホドー(オイ

 今度、つぶのサイズで分けて作った粘土玉実験のデータあげますねー。

 そして小さければ小さいほどヒョウメンセキが大きくなるので、

 粘土表面にくっつくイオンの数は他と比べ物にならなくなってきます。

 粘土の表面には-COO? みたいな

 若干ジクノブレテイル不安定な化学式が大量に突き出ていて、こいつがイオンをくっつけます。

 まとめ!

 粘土は電気を帯びていて、そのヒョウメンセキの大きいことから、

 保肥力は粘土が握っているわけです!!

 よく後輩に『実は土は電気を帯びているんだよ』というと不思議な顔をされますが。

 それをイメージにしようと思って、土の中に電気ネズミがいる図を描いて、

 それを見てハァとなったShasと気持ちを共有して、

 今回はお別れしようと思います。

 絵が描ける人ってうらやましいですね。ではまた次回~




 改題
 土とサイズと電気ネズミはじさらし

 えぇつちー! 土とサイズと電気ネズミ
ハァ


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Posted by 植物班 at 13:02│Comments(5)のーみん
この記事へのコメント
では、水槽にソイル(粒子の細かい土を原料に、粒状に成型したもの)
を敷くと、原水の硬度を下げてくれる…
というのは、ソイルの原料の粒子が水中のCaやMgイオンを吸着するから…
という事なんでしょうか…?

実農とは縁遠い道楽の世界ではありますが、
僕も水草の栽培なぞに関心があるので、非常に興味深いお話でした。
Posted by らびりんす at 2008年10月04日 01:10
データ公開ですか?!
ワクワクします!!

電気ネズミがいいですね~
見せてくださいよ(笑)
Posted by 4cd at 2008年10月04日 23:22
shasです。

>らびりんす様
 ちょこっとGoogle先生に聞いてみると、ソイルというのは園芸分野からの導入のようですね。土壌学をかじっている方もいらっしゃったと思うので、納得しやすいなぁと思いました。

 水草の栽培はまだやったことがないので、こういう意見をくださると助かります。興味深いですね。

 ミズクサ(草も藻も)やってみたいですね。熱帯性のスイレンとか、食べれるものも多いんだとか。そういえばミズクサになるのか分かりませんけど、エンツァイ(エンサイ)もかなり水は好きなはずです。インドネシアで水田の脇でブイブイしてるのを見ましたよ。沖縄でもお店でフツーに売られているので、そいつを水バケツにブスっとさしてみたらいかがでしょうか。根がでたら入れてみる、と。腐ると怖いですが。

 水槽管理ついでに植えて食べられると面白くないですか? 花はアサガオですし。

 Han-Zoやミカン☆も持っている本で、『植物屋のこぼれ話』には、熱帯性の水草(藻)を導入した際の管理や、レースソウ(うろ覚えです)の日本での初開花のお話がのっていたはずです。コピーをもらって読んでみるのも楽しいかもしれませんね。

 あと、水中の微生物性の話ものっていましたよ。

 だいぶ脱線しましたが、軟水化のお話は、おっしゃられる通りだと思います。僕もこれ以上のことは考えられないです。他に想像するのは、うわさの微生物による原子崩壊とか? ステキですね。
 えぇっと、詳細は以下のURLにお任せします。

 非常に難しいですが、農業では『土作り』をします。これは『耐水性団粒』というものを作ることを目的としたものですが、工夫すれば家庭でもできるはずです。これを利用したら、自家製ソイルとかできませんかね。夢見がちな発言でした。
 自家での土作りについて、やり方はのちのちあげます。


 水槽関係では、恐らくほかに『微生物管理』の話も興味があるかもしれないので、農業関係の『土壌の微生物性』についても、今度あげておきますね。自然マングローブと植栽マングローブの栽培漁業のお話、とか。
 

参考URLです。
http://www.geocities.jp/goleshiiriin/Knack/Substrate/Soils/Soils.htm

>4cd
 みせられないよ!

 データ公開、まずは写真整理から……こうやって自分にぷれっしゃーかけねば。
Posted by 植物班植物班 at 2008年10月05日 21:17
 Shasです。

 追加で、そういえばソイルは使い捨てだそうですね。

 一つは団粒構造の崩壊、多分もう一つは土壌の保肥性の飽和だと思います。(多分団粒構造の崩壊の方が早いんだろうなー……)

 例えばエンツァイやらを栽培して収穫していけば、それは恐らくNPK(チッソリン酸、カリウム)に加えてミネラル分を水槽から奪うことになるはずです。

 植物は新芽をつんでいくと、わき芽が活性化して、ある程度生長が活発になります。生垣とかはいい例です。一ヶ月に一回も刈り込むって大変です。ですが収穫なら楽しいです。そんな感じで。

 これってちょっと面白いなぁ、と思いました。そういうので水槽で一つの生態系を完結させられたらトキメキますねぇ。しかもその生態系の中には自分も入っているという!! 魚といっしょに生きているって気がします。夢見がちな発言でした。

 あ……あとは室内でやるから、光の問題があるなぁ。窓辺っていっても厳しいし……楽しいっすね。
Posted by 植物班植物班 at 2008年10月05日 21:25
水槽での水草栽培はやってらっしゃらないということでしたが、流石です。
だいたい仰るとおりの問題が起こり、仰るとおりの対処がなされます。
でも、「水草を食べる」って話は面白いですね!
「水草を食べる草食性の魚を殖やして食べる」の方が簡単そうですが…
……あ、一段階増えると効率がえらく下がるんでしたね。

実際に水槽に導入する植物は、主として光の要求量により制限されます。
高価なメタルハライドランプを用いたとしても、
晴天時の屋外とは明るさが1桁以上違ってきます。
そこを、水槽にCO2を強制的に溶け込ます事によって、なんとか育てます。
魚のいる水槽なら、NとPの化合物は、餌からかなり供給されます。
ただKだけは減り続けるので、
K2CO3を水に溶いたものを定期的に添加するのが今の流儀です。
要はリビングに、光合成し、成長する水草息衝く水景を置いて、
それを居ながらにして鑑賞しようというコンセプトです。
…こう考えると、なんと環境負荷ばかりが大きい趣味でしょう(汗)
でもこういう「不自然な自然の表現」も、
生き物に興味を持つ大切な入り口になり得ると信じます。

話がそれましたが、ソイルの硬度を下げる能力は、
原水の水質によりけりですが長くて半年くらいです。
沖縄なら3ヶ月持つかどうかでしょう。

粒状の構造は確かに崩壊してきます。
モノによりますが1年経過するころには半分以上つぶれてきます。
2年もすると泥状になりますが、維持の仕方によってはそれでも水草は育ちます。
うまくいくと5年くらい大丈夫な場合もあります。
Posted by らびりんす at 2008年10月07日 01:12
 
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