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2010年10月24日

琉大鳴く虫ファイル2

ど~も栗鼠栗です。

沖縄は今日も晴れまくりで暑い!
部屋でゴロゴロするくらいならいっそ遊んでやるかこのヤロウ!
ということで、近所を徘徊してきました。

琉大鳴く虫ファイル2


ただ、徘徊していてはもったいないので、そのへんにいるバッタたち(直翅目)の撮影をしてみました。

琉大鳴く虫ファイル2琉大鳴く虫ファイル2
リュウキュウツユムシ Phaneroptera gracilis


琉大鳴く虫ファイル2
琉大鳴く虫ファイル1のセスジツユムシ Ducetia japonicaとの違いって?

私はフニャフニャな感じがリュウキュウツユムシ、ポキポキ堅そうな感じがセスジツユムシと思っていました。


琉大鳴く虫ファイル2
私的意見はともかく両種というかDucetia属とPhaneroptera属の違いは
・後肢の太股あたりにトゲの列の有無
・前翅の翅脈の形態の違い
などが挙げられるそうです。


鳴き声は全く異なり、セスジツユムシが遠くにいても聞こえるくらいパワフルかつハード。
一方、リュウキュウツユムシは、擬音語にしづらいが、人が聞き取れるかどうか微妙な音を出す。
しかも、雄だけでなく雌もわずかに鳴く。
夜、草むらに耳をすますと、聴覚検査のときのような音が聴こえてきたら、おそらく近くにリュウキュウツユムシがいると思います。
私の場合、ホシササキリあたりと区別できないときがありますが・・・
耳元で聞くとツーツーって感じ、結構奥に響いてくる。

鳴き音のイメージ的にはこんな感じでしょうか・・・グリッチな感じ



これのプスッ・・・プツッ・・・って音のさらに耳の奥に届く感じの音・・・あくまで感覚的なものです。
もっと近い曲があるやもしれませんが、個人的な好みでダンスミュージックっぽいものを選びました・・・スンマセン
alva notoのsprayの出だしがより近いやもしれません・・・どっちだろ?

他に撮影した方々
琉大鳴く虫ファイル2
ツチイナゴ Patanga japonica

日本最大のバッタとも言われるタイワンツチイナゴと同属
タイワンツチイナゴに比べ胸毛が生えててモフモフしているのが本種の特徴
タイワンツチイナゴはツルツルしてて大きくて格好いいと思います。

琉大鳴く虫ファイル2
コイナゴ Oxya hyla intricata

沖縄の公園で1年を通してよく見られるバッタ。
似たような場所で光沢のないイナゴは別種だそうです。

琉大鳴く虫ファイル2
マダラバッタ Aiolopus thalassinus tamulus

実は丸みの帯びた単発的な鳴き声をするそうです。
私は全く認識できていませんけど・・・


参考文献:日本直翅類学会 編 バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑

今更ながら、昆虫扱うなら、植物もセットで同定すべきだな~と思ってしまいました。
写真だと
リュウキュウツユムシがテリハボクの上にのっていますけど、これは私の存在に驚いて逃げたらたまたまこうなった感じです。
普段はこんなところにいないと思います。
普段はギンネムとかイネ科、カヤツリグサ科の茂みにいるイメージです。
こういういい加減なこと書くとまたややこしい気がする。
今回はこのへんで・・・ではでは、どぴゅう~




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この記事へのコメント
バッタ目~。

本当に栗鼠栗さんは博学やなぁ。

いいぞぉーー。
もっとやれーーー!!!

と、云う訳で支援ッ!!
Posted by Han-Zo at 2010年10月24日 22:18
 
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